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11:『草原の椅子』

遠間憲太郎:佐藤浩市
富樫重蔵:西村雅彦
篠原貴志子:吉瀬美智子
喜多川祐未:小池栄子
鍵山:AKIRA
遠間弥生:黒木華
喜多川圭輔:貞光奏風
喜多川秋春:中村靖日
道代:若村麻由美
富樫茂雄:井川比佐志

人生に傷ついた4人が出会い、写真で偶然目にした異国の地へと旅立つ。

バツイチで大学生の娘と暮らす、中年サラリーマンの遠間が、
母親に虐待されて育った少年を預かることになり、
取引先の社長・富樫、バツイチの器屋・貴志子とともに
パキスタンのフンザを目指して旅する物語。

原作者、宮本輝が、阪神・淡路大震災で被災したことをきっかけに、
シルクロード6700キロ、40日にわたる旅に出た体験をもとに、
その後50歳のときに執筆された。

ということで、書かれたのは10年以上前のようです。
映画では、東日本大震災に触れているけど、
取ってつけたような気がするのは、
その時間差なのかしら。

身勝手な母親と無責任な父親に見捨てられた子ども、
リストラ、中間管理職、浮気、不妊。
様々な問題が、一気に遠間に降り注ぐ。
それを不器用に受け止めながら生きていく姿が、
懐かしいような、ほっとするような

富樫の座右の銘、『理屈がとおっても情けのかけらもないものは正義とはいえない』が、
作品の柱になっています。

そして、フンザのお爺さんの言葉、
『正しいやり方を繰り返しなさい』が、
心の旅の終着駅のような気がします。

男の子が、砂丘に向かって走り出し、
富樫も走り出し、流れる砂に足をとられ、
もがきながら前に進む姿、
貴志子も過去をふっ切るように
靴を脱ぎ捨て走って行く。
それを見守る遠間。
とても綺麗なシーンでした。
心が洗われ、はらはらと涙がこぼれました。

佐藤浩市はカッコイイ中年親父だし、
富樫の両親がまた温かい、素敵な老夫婦で、
あのちらし寿司が食べたくなった。

吉瀬美智子がね…
元々好きじゃないからかもしれないけど、
やっぱりあまり上手くない。
着物の着方も美しくない。
着慣れてないのと、補正をしてないのでしょう。
しっとりとした和服美人とは、ちょっと言えないかも
お酒の飲み方もオッサン入ってた

この作品、主題歌はGLAYの『真昼の月の静けさに』。

歌は最後に流れるのだけど、パキスタンの風景と、
イントロが素晴らしくマッチしていて、
さすが書き下ろしと感心しました。
音のボリュームが抑えられていたので、
いつもCDで聴いている音の厚さが、イマイチ伝わらなかったのが勿体ない。


『フライト』、『世界でひとつのプレイブック』がイマイチだったので、
久しぶりに心地好い作品に巡り会えて、幸せ


★★★★☆
 


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